難しい問題だが 湯水のように資源をつぎ込むわけにもいかん

終末期の高額レセプトも検討課題 医療費適正化で尾辻厚労相(MF)
 尾辻秀久厚生労働相は24日の閣議後会見で、自民党丹羽雄哉社会保障制度調査会長が、医療費適正化に向けて終末期医療について何らかの政策を年末に打ち出す考えを示したことに対して、「今後の議論だと思う」と述べ、検討課題になるとの認識を明らかにした。

 丹羽会長は23日に開かれた堀内派の総会で、医療費適正化に向けて「無駄や過剰診療といわれるものに思い切ってメスを入れなければならない」と指摘。具体的に終末期医療、人工透析を挙げて、年末に「思い切った政策」を打ち出していく考えを示した。

尾辻厚労相は、「終末期医療には議論があるところで、レセプトの高額上位1%ぐらいで医療費の20%ぐらいを占める。丹羽会長もその辺を指摘したのだろうし、今後の議論だと思う」との認識を示した。透析医療については、「どういう趣旨で言われたのか、よく分からない。丹羽会長の発言の趣旨などを聞きながら、わたしどもも検討していきたい」と述べた。

(6/28赤新聞より)